ごきげんよう りんくんです。
先日、会社の研修で外部講師によるセミナーに参加したときのこと。
このセミナーは「講師を担当する人」向けに開催されて、次のことを学ぶんです。
- 好印象を与える挨拶と自己紹介
- 相手を動かすための伝え方
実はこのセミナーで印象深かったフレーズがありまして。
それこそ「相手を動かすための伝え方」ってやつで、上手な伝え方ってあるんだなぁと感嘆させられました。
相手を動かすための伝え方
この伝え方がスゴイ!と感じたのは、セミナーの講師が放った「○○にチャレンジしてみませんか?」というフレーズ。
受講者に与えられる課題は、4人程度の小グループの中でセミナー講師になって講義の冒頭部分を講演するというもの。
普通に言えば、「実践形式で演習してみましょう。」になると思う。
それを「どう話すか考えて、グループ内で導入部分の講義にチャレンジしてみませんか?」ときた。
どうでしょう。
「いっちょやってみっか」ってなりませんか?
「イエス」に変える7つの切り口~「伝え方が9割」より
セミナーの後、以前読んだ書籍「伝え方が9割」を読み返してみました。(わたしが読んだのはまんが版ですが。。。)
本書には「イエス」に変える7つの切り口が紹介されています。
- 相手の好きなこと
- 選択の自由
- 認められたい欲
- あなた限定
- チームワーク化
- 嫌いなこと回避
- 感謝
今回感嘆した「○○にチャレンジしてみませんか?」というフレーズは
- 相手の好きなこと
- 選択の自由
を突いているような気がしますね。
チャレンジというワードが持つ向上のイメージが、相手の成長したい気持ちを刺激します。
加えて、自分自身がチャレンジすることを選択・決心したと思うようにうまく誘導しています。
実際、「いっちょやってみっか」と思わされ、行動を促されましたし。
効果を体験したからこそ「実践で使ってみたい」と思わせてくれるフレーズです。
むすび:伝え方の講師が実践する伝え方
今回紹介した伝え方以外にも雰囲気も含め、伝え方セミナーの講師が実際に使っている伝え方は、やはり洗練されていると感じますね。
会社勤めながら、自己成長につながったお得感の高いセミナーでした。
記事内で紹介した書籍は、シリーズ100万部以上の「まんがでわかる 伝え方が9割(ダイヤモンド社)」。
まんが版はポップなストーリーが小気味よく、1時間~2時間程度で完読できます。
では また。